画像無断使用の対処・判断は難しい

画像無断使用の対処・判断は難しい

スナップマートという写真画像販売サイトで個人の自宅の写真が勝手に売られてしまい、その写真を購入した人が無関係の家の広告を作ったということで炎上し騒ぎになりました。

 

一番の問題は無断で他人の家の写真を撮って販売した人ですが、それを購入して虚偽広告を作った人もいるということで、話がややこしくなっています。

 

スナップマートはある意味被害者ではあるのですが、写真の管理責任の部分もありますので難しいものがあります。

 

 

ただ写真販売サイトで、一般の人からの投稿写真を販売できるようにしている場合、それが不正なのかどうかを見抜くのは極めて難しいですよね。

 

もしかすると自分の家かもしれませんし、相手に許可をもらっているかもしれません。また許可をもらっていないとしても、覗き等ではなく通常の公道から撮影できる写真を売って問題なのかというと、どこまでが問題なのかが難しい部分もあるように思います。

 

その所有者に迷惑がかかるのであれば話になりませんので、個人の所有物に関してはやはり許可は必要かなとは思いますが、それを取っていますと言われるとそこまでですよね。

 

何か問題があったときにいつでも遡及できるような体制をとっておくしかないように思えます。

 

 

## 画像の不正使用事例について

 

多くのインターネットユーザーは、ある時、ダウンロードして使いたいと思う画像に出会ったことがあるはずです。多くの場合、これらの画像は著作権で保護されており、著作権者の許可なく使用すると、法的措置がとられる可能性があります。

 

著作権者がその権利を行使する方法としては、停止命令書の送付や訴訟の提起など、さまざまなものがあります。しかし、著作権者が自分の画像が無断で使用されていることに気づかないケースもあります。これは、著作権者が知らないうちにウェブサイトから画像が持ち出されている場合に起こり得ます。

 

画像の無断使用で訴えられたケースはいくつもあります。よく知られているのは、写真家のパトリック・カリオーから、カリオーの著書『YesRasta』の画像を自分の作品に使ったとして訴えられたリチャード・プリンスのケースです。プリンスは120万ドルの賠償金を支払うよう命じられた。

 

画像の無断使用に関するもう一つのケースは、アーティストのシェパード・フェアレイのものです。2009年、フェアレイは当時の大統領候補バラク・オバマの画像を使ったポスターシリーズを制作しました。この画像は、AP通信社の写真家MannyGarciaが撮影した写真を基に作成されました。

 

APはフェアレイに停止命令書を送り、両者は最終的に和解した。フェアレイはAPに160万ドルを支払うことに同意し、APの写真を許可なく使用したことも認めました。

 

これらのケースは、他人の著作物を使用する前に許可を得ることの重要性を示している。著作権者は自分の作品がどのように使用されるかをコントロールする権利を持っており、許可なく使用すると法的な結果につながる可能性があるのです。

 

 

## なぜ画像の無断使用への対応が難しいのか?

 

インターネット上には、著作権者の許可なく使用された画像があふれていることは周知の事実です。多くの場合、これらの画像は、後先考えずにウェブサイトから引用されただけです。しかし、他人の画像を無断で使用した場合、重大な罰則が科せられる可能性があり、また、元の著作権者を突き止めることは必ずしも容易ではありません。

 

画像の無断使用に対応するのが難しい理由はいくつかあります。まず、画像の元の提供元を探すのが難しい場合があります。ソーシャルメディアなど公共の場に掲載された画像の場合、元の所有者を突き止めることが困難な場合があります。また、画像が見つかったとしても、著作権者を特定したり、連絡を取ったりすることが容易でない場合があります。

 

また、画像の無断使用に対して対応が難しい理由として、使用によって明らかな損害や被害が発生していない場合があります。多くの場合、著作権者は自分の画像が無断で使用されていることに気づいていないかもしれません。そのため、法的措置や補償金請求を正当化することが困難な場合があります。

 

最後に、画像の無断使用によって何らかの損害や被害が生じたことを証明するのは難しい場合があります。多くの場合、無断使用は著作権者に直接的な悪影響を及ぼしていないかもしれません。例えば、画像が非商業的な場で無断で使用された場合、損害を与えているとは見なされない可能性があります。

 

全体として、画像の無断使用への対応が困難な理由はいくつかあります。多くの場合、画像の元の出所を突き止めることや、その使用によって何らかの損害が生じたことを証明することが困難な場合があるのです。

 

## 画像の無断使用をどう判断するか?

 

オンラインで使用したい画像を見つけた場合、その画像に著作権があるかどうか、また、ある場合はその使用許可を得ているかどうかを判断することが重要です。そうでなければ、著作権侵害の責任を負う可能性があります。

 

画像に著作権があるかどうかを見分けるには、いくつかの方法があります。一つは、画像自体に著作権表示があるかどうかを確認することです。この通知は、通常、著作権のシンボル(©)、著作権者の名前、および画像が著作権で保護された年を含むことになります。著作権表示が見つからない場合でも、その画像が著作権で保護されていないとは限りません。

 

画像に著作権があるかどうかを判断するもう一つの方法は、電子透かしを探すことです。ウォーターマークは通常、写真家やアーティストが自分の画像が無断でコピーされたり再利用されたりするのを防ぐために使用するものです。ウォーターマークがある場合、その画像は著作権で保護されており、使用するには著作権者の許可が必要であることを示しています。

 

著作権表示やウォーターマークが見つからない場合は、Google画像などの検索エンジンを使ってオンラインで画像を検索してみるとよいでしょう。ウェブサイトに掲載されている画像を見つけた場合は、そのウェブサイトに著作権表示があるかどうかを確認します。著作権表示がない場合は、ウェブサイトの所有者に連絡し、画像の使用許可を求めてください。

 

オンライン上のどこにも画像が見つからない場合でも、必ずしもその画像に著作権がないことを意味するわけではありません。その画像は、いわゆる"暗黙の著作権"によって保護されている可能性があります。これは、画像が明示的に著作権で保護されていない場合でも、作成者がその画像に対して何らかの権利を持っている可能性があることを意味します。例えば、あなたが絵画の写真を撮った場合、その絵画を作成したアーティストは、その写真の上にいくつかの権利を持っている可能性があります。

 

画像に著作権があるかどうかわからない場合は、慎重に判断し、著作権者から許可を得てから使用するのが一番です。

 

## 画像の不正利用は対処が難しい

 

イメージの乱用は対処が難しいものです。なぜなら、誰かが健全な探求から不健全な執着へと一線を越えていることを見分けるのは難しいことが多いからです。画像はどこにでもあり、私たちはソーシャルメディア、広告、インターネットを通じて常に画像にさらされています。誰かが画像を頻繁に、あるいは長時間見ていると、それを見分けるのは難しいかもしれません。

 

画像を見る時間が長すぎる、特定の画像を見なければならないと感じる、画像を見ていないときに不安や興奮を感じる、画像を見るために危険な行動をとるなど、画像を乱用している可能性を示すいくつかの警告的な兆候があります。もし、あなたの知り合いが画像を乱用しているのではないかと心配になったら、あなたの心配をその人に話してみることが大切です。最初は抵抗されるかもしれませんが、画像の使用について率直に話し合うことが大切です。

 

## 画像の不正利用を防ぐには?

 

画像の不正利用を防ぐには、いくつかの方法があります。

 

1.電子透かしを入れる

 

画像に透かしを入れることは、画像泥棒を阻止する簡単な方法です。ウォーターマークは、会社のロゴや著作権表示など、シンプルなものでよいでしょう。

 

2.プラグインを利用する

 

WordPressのプラグインには、WPImageProtectやImageWatermarkなど、画像を保護するのに役立つものがいくつかあります。

 

3.サービスを利用する

 

DigimarcやImageRightsなど、画像を保護するためのサービスもいくつかあります。

 

4.CDNを利用する

 

コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)で画像をホスティングすると、CDNから画像ライブラリ全体をダウンロードする必要があるため、画像の盗用がより困難になる可能性があります。

 

5.ウェブサイトの保護

 

Webサイトのセキュリティを確保することも、画像の不正利用を防ぐ方法の一つです。ウェブサイトやプラグインを常に最新の状態に保ち、Wordfenceなどのセキュリティプラグインを使用して、サイトを保護するようにしましょう。